ホテル・リッツ
東京に帰ってきてからもうしばらく経ちました。
今ではパリの日々が既に遠い昔に感じられるほどなのですが(笑)、
今回のパリ旅行のフィナーレを飾るのがホテル・リッツへの宿泊です。
シャネルをはじめ、数々の伝説の舞台となったホテルがヴァンドーム広場に位置するオテル・リッツです。私個人の好み、シンプルでモダンなものが好きということから言うと、全体にクラシカルで私には豪奢過ぎるこの雰囲気がやや苦手な感じはあったのですが、今回はリッツ・エスコフィエで学んだ記念として、思い切ってこのパリのパラスに宿泊することにしたのです。

一つ一つが違うといわれるクラシックなインテリア。部屋からはエッフェル塔がきらきら輝いているのが見え、パリにいることを実感しました。

大理石の優雅なバスルーム。ジャクジーも親子三人で楽に入れるほどゆったりしたもの。

トイレもすべて大理石とゴールドで統一されています。

コンプリメンタリーのグリーン・ティーとプティ・フール。
ショコラ・フレとマカロン・アブリコはとてもパリらしいスイーツ。

まだ明るい夕暮れを楽しむ人々でいっぱいのガーデン・コートでリラックスしたディナーを楽しみました。

子供にはこんなに可愛らしい子供用メニューもあり、色鉛筆のセットもいただけるので、うちの子は一緒に塗り絵をしたりして退屈しませんでした。子供用にノンアルコールのカクテルをサーヴしてくれたり、ゲストをリラックスさせる行き届いたサービスは素晴らしいです。

シャンパンはいつでも満ち足りた気持ちにしてくれます。

アミューズ・ブッシュからさすがはリッツ、まっとうにどれも美味しくいただけるディナーで、楽しくリラックスしたムードと相まって、うちの子も「パリではリッツのごはんが一番美味しかった」そう。
こちらは蟹とトマト・コンフィ、バジル風味。リッツ・トラディショナルのフォアグラ。

海老のエストラゴン風味、サヴァイヨン・ソース。このラムのハーヴ・クラスト、ホウレン草とワイルド・マッシュルームの軽いグラタンが今までいただいた中で一番美味しいラムかもしれません。絶妙な加減のロゼに焼かれたラムは変なラム独特のクセは全く無いのですが、そのくせハーヴの香りと共にほんのりとラムの良い香りがするのです。

フロマージュとデセールの季節のソルべ、プティフールとコーヒーをいただいた時は幸せな満腹感でいっぱいになりました。

リッツでのマン・ウォッチングも楽しいもの。普段の東京では見られないような、ゴージャスだけれども、夜には昼間と比べて少し退廃的なムードが漂っています。

もちろん有名なリッツのピシーヌでも泳ぎました。

この優雅な雰囲気に不釣合いな、張り切って泳ぐうちの子供。
リッツのプール貸切状態という贅沢な体験も。
全てがなかなか体験できない貴重なひと時でした。
こんなに全てが美しく伝統に彩られたゴージャスなリッツ・ホテルも、一歩中に入ると、現在はフランス人所有ではなく、建物の老朽化、激しいホテル間の競争など、現状は何処のホテルも新しい方向性を模索し、予断を許さない厳しい状況にあるようです。
それでもリッツ・エスコフィエのシェフが語っていた象徴的な言葉が忘れられません。「パリの最上級と言われるホテルの中でもパラス(宮殿)と呼ばれる最上級ホテルは数えるほどしかない。ここリッツもその一つ。パラスとして常に最高のもの、お客様には最高の満足を提供しなければならない」。その働く人たちの誇りが今でもリッツをパラスとして支えているようです。















































































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