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ル・カフェ・フォション エクレール・シャンパーニュ

人間生きていると、楽しい事がある日もあれば、辛い事が続く日もあります。
普段は一人で外でお茶したりするのは苦手な私ですが、
新宿高島屋に出かけたこの日はなんだかとても疲れていて、
ふらふらと吸い込まれるようにお店に入ってしまいました。

アーティスティックにデザインされたエクレアで有名なル・カフェ・フォション。
シルバーとピンク、メタリックが効果的に使われた、
フォションにしては意外な近未来的インテリア・デザイン。
普通はカフェといえば、おしゃべりしている女性でいっぱいですが、
ここでは一人でお茶している女性を多く見かけました。
Fauhon

この日の人気メニュー、ピンク・リボン・キャンペーンに因んだ、
エクレール・シャンパーニュ。テーマカラーのピンクをイメージした
フランボワーズのフォンダンにパールをイメージしたアラザンがあしらわれています。
中にはシャンパンと白ワインがほのかに香るフランボワーズ・クリーム。
フォークとナイフでいただくのが相応しいエクレアです。
Fauchon1

お茶も20種類ほどのリストの中から好きな物を選べます。
この日はお薦めの秋の紅茶、オトンをいただきました。
厳選された中国茶に甘酸っぱいクプアス、ぶどう、ヘーゼルナッツ・フレーバーをつけ、アオイとひまわりの花びらをブレンドした、どことなくモダンな香りのフレーバー・ティーと、メニューに書いてあったので、ふと興味が湧いたのです。
時折フレーバー・ティーをいただくと、香りがきつく感じることがあるのですが、
確かに紅茶だけのフレーバー・ティーにはない、柔らかな風味を感じました。

ささくれだった気持でいる時も、一杯の薫り高いお茶と、
お気に入りのスイーツとの時間が、
ひと時の辛い時間を忘れさせてくれます。
この日もお茶をいただいた後は、
少し前向きに頑張れそうな気がしました。
おいしいスイーツが持っている、人を元気にしてくれる、
素敵なパワーにたびたび助けられています。

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簡単に作れるイングリッシュ・スイーツ イートン・メス

トライフルと並ぶ、簡単にできるイングリッシュ・デザート、イートン・メス。

メレンゲと生クリーム、またはアイスクリームとストロベリーを重ねただけの
簡単なデザートですが、伝統的なイングリッシュ・スイーツ。

不思議な名前の由来は、イートン・コレッジにて、年に一度の授与式のピクニックで
必ず供されるデザートということから来ています。
もともとは1930年代のボーディング・スクールのカフェテリアともいうべき、
ソック・ショップの人気のメニュー。
オリジナルのレシピはストロベリーかバナナにアイスクリームか生クリームを
合わせたもので、のちにメレンゲが加わったバージョンが登場しました。
現在では、ベリーやマンゴーなど様々なバリエーションのイートン・メスが存在します。

正直言って、生クリームとごつごつした甘いメレンゲ、
文字通りごちゃごちゃにストロベリーがミックスされているイートン・メスは、
今までさほど好きなデザートではなかったのですが、
こちらのGULVIN AT WINDOWSでいただいたものは違いました。
一言で言うと、もっとずっと軽くて洗練された、口どけの滑らかなデザート。

あの美味しさを家でも再現したいと思い、私が作ったのがこのイートン・メスです。

Etonmess2

作り方
メレンゲを作る。卵白1個分にグラニュー糖40gを少しずつ泡だて器で混ぜ、つやつやでボールと逆さにしても落ちなくなるまでの固さまで泡立てる。絞り袋で絞るか、スプーンでオーブンペーパーを敷いた天板に落とし、100度で1時間半焼く。
ストロベリー・ソースを作る。200gのストロベリーにグラニュー糖大さじ2、レモン果汁大さじ1を加え、好みのソース状になるまで煮込む。さっとで良い。冷蔵庫で冷やしておく。
メレンゲ、バニラ・アイスクリーム、ストロベリー・ソースを重ねてサーヴする。

メレンゲは市販のものを購入してももちろん良いのですが、
私はカスタード・クリームを作ると残ってしまう卵白で、
時々メレンゲを作ります。
ただ上記の分量で膨大な量ができるので、適量をデザートに、
湿気の少ないこれからの季節なら、密封して保存すれば一か月は保存できます。
家で作ったものは市販のものと比べると、より軽い仕上がり。
あっという間に口の中で溶けていく口どけはホームメードならではです。

ストロベリー・ソースさえ作っておけば、あとは重ねるだけの簡単デザート。
ただひとつだけ、皆に感心されるイートン・メスを作るポイントがあります。
サーブする際に、イートン・メスという名前と、名前の由来をすらすらと説明すること。
それさえできれば、この素敵なトラディショナル・イングリッシュ・デザートを作ったあなたは
周囲の皆に感謝されることでしょう。
このシンプルなデザートが美味しいのは言うまでもないのですが、
人は分かりやすいものよりも、何か付加価値が付いているものに、
より感謝をする不思議な傾向があります。
直訳すれば「ごちゃごちゃイートン」、このへんてこな名前のデザートが
何十年にも渡って変わらぬ名前で、イギリスで人気がある理由もその一つ。
日本でもまた然りです。どうぞ蘊蓄を傾けるのをお忘れなく。
それはイギリス人が大好きな、又の名を「教養」という
全てのことにおいて大事なスパイスなのですから。

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