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洋梨のタルト

相変わらず続くバター不足。バターのストックも残り少なくなり、
バターを使ったお菓子はもう少しで作れなくなりそうです。
その時々で作りたいケーキ(実は食べたいケーキ?)のマイブームが違うのですが、
バターが不足していると思うせいか、久々に洋梨のタルトが食べたくなりました。

Ptart1

Ptart2

タルト生地
薄力粉75g強力粉75gを合わせてふるい、グラニュー糖大匙1を加え、1cm角に切ったバター75gを切るように混ぜ込む。冷水大匙1から2を様子を見ながら加え、ひとまとまりになったらまとめて、冷蔵庫で寝かせる。タルト型20cmに合わせて敷きこむ。冷蔵庫で休ませておく。
アパレイユを作る。
バター50gとグラニュー糖60gを混ぜ、卵1個、アーモンド・パウダー50g、薄力粉大匙2を加えてよく混ぜる。タルト型に流す。水気を切った洋梨六個(半割り)をスライスしたものを並べ、170度で45分焼く。
焼きあがったらアプリコット・ジャムを塗る。

辛いことや嫌なことがあった日でも、ケーキを作っているそのひと時は
作業に没頭してすべてを忘れられる貴重な時間となっています。
ケーキが完成した時の、小さいながらも充実した達成感も、
私にとってのケーキ作りの楽しさなのです。

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六本木のフレンチ Cogito コジト

Cogito1
六本木ヒルズとはほんの少し離れるだけで、
蔦に囲まれた、静かで落ち着いた空間が現れます。

Cogito2
この日は久々の友人との楽しいおしゃべりランチだったので、
ランチにもちょっぴりお酒がいただきたい気分に。
友人と共にヴァン・ムスーをいただきました。
本日のスープは冷たいホワイトアスパラガスのポタージュです。

Cogito3
メインはメバルのポアレ、バジル・ドライトマトソースを選びました。
こんがりしたメバルの皮の表面と帆立貝の甘み、
様々な野菜の付けあわせが嬉しい一皿。
私にはメバルの塩気が少し強く感じられましたが、
お酒をいただく男の人にはちょうどよいかもしれません。

Cogito4
デセールはガトー・ショコラとキャラメル・アイスクリーム。
アイスクリームのキャラメルのビター感が印象に残りました。

最近公私ともども様々なことが起こり、私自身の生活に正直疲れていただけに、
自分の本心を語れる友人との気の置けないおしゃべりの時間は心に沁みました。
世間一般の常識とは違う世界に住んでいる、私の生真面目さや不器用な部分、
私が人生を生きる上での難しさを理解してくれる、数少ない貴重な友人達に感謝しています。
現状では出来ることに限界がある生活の中で、この友人達には本当に救われています。面と向かって敢えて言うことは無いけれども、心の中では密かに感謝しています。ありがとう。

おまけ。まだまだ話し足りない私たち。
この日はショコラ・ド・Hでお茶しました。
H1

お腹がいっぱいですが、マカロンは別腹?
H2
フランボワーズとショコラ。
こちらのものは中のガナッシュのクリームの
フレッシュな感じがたまらない美味しさ。
外側のサクッとした部分と中のしっとりしたクリームの部分との
バランスを考えると、マカロン好きの私の独断的な意見では、
ピエール・エルメとJ・P・エヴァン、そしてこちらショコラ・ド・Hのものが
最近のお気に入りです。


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落ち込んだ時に読む本

人間なら誰しも、すべて上手くことが運んで人生が輝いて見える日と、何をしても上手く行かない日、嫌なことがあって落ち込んでいる日があると思います。
我ながら感情の起伏が激しいと思う私の場合は、気分が落ち込んで誰にも会いたくない日、今日一日が一刻も早く終わればいいと思う日が、必ずルーティーンでやってきます。
お酒を飲んだり、友人に話したりするのも、一つの立派な解消法だとは思うのですが、それはまだ軽い症状の時。誰とも話したくない、自分の扉の中に閉じこもりたい、そんな気持ちになる時は、一人で本の世界に逃げ込むことが多い私にとって本は生活必需品ともいえるもの。
最近のお気に入りはバルタザール・グラシアンの「賢く生きる知恵」です。

Book1

これはよく巷に溢れている、落ち込んでいる時に
無闇に勇気付ける類の本ではありません。
もっと戦略的でありながら思索に富んでおり、
ある意味人生に対してシニカルな私にはのグラシアンの考え方が合うようです。
これを読むと、いかに自分が感情に流されて抑制を失っていたのか、
その為に自分が窮地に立たされていることや、自分に欠けていて、
これから訓練しなければいけない点などが冷静に見えてきます。
これにより自分がくよくよと悩んでいた事を客観的に受け止めることができ、
明日への対策を立てることが出来るというわけです。

17世紀にスペインの哲学者であるバルタザール・グラシアンによって
書かれた本書は400年もの間、数多くの学者や思想家に生きる指針を
与え続けており、世界中で読み継がれていると本書の帯にはあります。
日本でも違う翻訳者による二つの翻訳本があるようですが、
原書(といっても英語版だから完全なオリジナルとは言い難いですが)を
パラパラと読んでみた結果、私にはこちらの野田恭子訳、
イースト・プレス版の本書の翻訳が感覚的に合うようです。

なにしろ287ものチャプターに分かれているので、
その時の自分の気分に合うチャプターが必ず見つかります。
一つのチャプターはそれぞれ1ページずつの簡潔さも読み易い。
例えば「感情のままに行動しない」「失うもののない人と争わない」
「教養と品格を備える」「能力の限界を見せない」「一人で生きられる」
「ものごとを放っておく術を知る」「強情をはってやりたくもないことをしない」
「最初は譲り、最後に勝つ」「愚かな行動を続けない」
「相手のためだけに生きることはできない」「気が熟したら楽しむ」
「自分の幸運の星を知る」などなど、その時の精神的な状態により、
自分で読みたいチャプターはそれぞれ違うのですが、どんな時にも
人生に対するある種の解答がこの一冊の中に用意されているのです。

魅力的な提言と人生の叡智に充ちたこの本。
中でも私が最も共感し、感銘を受ける言葉は、
「人間は完璧に生まれついているわけではない。
最高の自分に磨き上げるためには、人格や仕事の能力を
日々磨いていかなくてはならない。人間の完成度は思考の明晰さ、
判断の成熟度、意思の固さ、趣味の高尚さなのだ。」
もともとの性格が戦闘的なのかもしれませんが(笑)、
今日も日々未熟な自分をもっと研鑽しなくてはと思う気持ちが、
どんなに落ち込んだ時にも私の生きる原動力となっています。

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バターを使わないフェアリー・ケーキ

バター不足と言われてから久しいですが、
今日現在、本当に店頭にバターが並んでいません!
これだけ豊かな日本でバターが手に入らない、
こんな日がやってこようとは夢にも思いませんでした。
お菓子作りが好きな人にはまさに危機的状況ですが、
バターを使わないフェアリー・ケーキのレシピを見つけました。

Fairycake2

卵2個、グラニュー糖160g、サラダオイル85ccを混ぜ合わせる。
ふるっておいた小麦粉250gとベーキングパウダー5gをさっくりと混ぜる。
牛乳150ccを加え、よく混ぜる。マフィン型12個に流し、160度で30分焼く。

お好みでフルーツを加えても。私はこの日は家にあった缶詰のピーチを刻んで入れました。焼きたては熱々のピーチがとろけるような食感に。
バターたっぷりのアメリカン・マフィンとは違う、
昔からよく知っている、懐かしい味わいのケーキが焼き上がりました。
娘とのおやつの時間に、もう一つ、もう一つとつい手が伸びるケーキです。

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Mum, you are crazy!!!

更新するのがずいぶん久しぶりとなってしまいましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。ブログに適した楽しい話題というより、
母の抗がん剤とのお付き合いに忙殺されがちな日々だったので、
更新するのが難しい状態が続いていました。
いつも私のブログにお立ち寄りくださっている皆様には申し訳なく思っています。
ちょっとCOOL SWEETS CAFE らしくないのですが、
母と一緒に過ごした近況などを少しお伝えします。

Flower

先日は自宅にいた母の具合が急に悪くなり、救急車で緊急入院しました。
癌が悪化したのかと思いきや、今回は腎臓。以前から腎臓の状態が
良くなかったのですが、何より癌の治療を優先させていたため、
新しく投与された抗がん剤の副作用がかなりひどく、体力を消耗してしまい、
以前から良くなかった腎臓に負担がかかったのが原因のようです。
今はなんとか腎臓も元の状態までは戻り、やっと退院できました。

いつも感じていたことですが、今回さらに痛感したこと。
現在癌を抑えているのも薬の効用なのですが、この凄まじい副作用も薬の効用。
まさに諸刃の剣で、使い方が非常に難しい・・・・。
神の手でもない限り、副作用の無い、病気にだけ効く薬を使うことが不可能だということは分っているのですが、近くで苦しんでいる様子を見ているのはやはり辛いものです。私に出来ることは側にいることだけなので、人間のできることの限界を日々感じています。
特に痛かったり辛かったりする時は人間だれしもが刺々しくなってしまうもの。
普段から感情の起伏の激しい母に付き合うのは
私にとっては並大抵のことではありません。
余りの母の暴言に、病院の帰りに涙ぐんでしまうことも。
それだけ本人は辛いのだろうと理解しようとは思うのですが、
勝手に涙が出てきてしまうのです。

その一方でこんな辛い時にも、ほっとさせてくれるのが子供の存在です。
母のこともあり、自分で自分のことが以前よりはるかにできるようになった子供に、いつしか精神的に頼ったりしている自分がいることに気付きました。
私が落ち込んでいる時でも、うちの子は意外に冷静に周囲を観察して、
思いもよらない見方で意見を言い、笑わせてくれたりするのです。
精神的に脆くなり、子供に頼ることで却って子供はしっかりとしてきて、
以前の干渉し過ぎていた私の監視から逃れ、のびのびできる自分の居場所を見つけたようです。なにより最近のうちの子はどっしり、のんびりしていて、一緒にいても笑いあうことが多くなりました。
どんな時にも神様はプレゼントを下さるようです。
母のことが無かったら、未だに完璧な母親を演じようとしていたかもしれません。
今では娘に「Mum,you are crazy!!」と言われるまでのダメママになっています・・・。

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